テナントビルオーナー・飲食店様向け

テナントビルでは、色々な企業や飲食店様などが、多種多様な排水の使い方をします。特に飲食店様で油分を多く使用するご商売をされているとグリストラップの清掃や、店舗がビルの地下にある場合などは排水槽の清掃も必要になり、清掃を怠った場合、詰まりや排水ポンプの故障により、業務を停止しなくてはならない状況になる場合もあります。トラブルになる前に定期的な清掃をお勧め致します。

[ 主な作業内容 ]

  • ●貯水槽清掃
  • ●排水管清掃
  • ●グリストラップ清掃
  • ●地下ビルピット清掃
  • ●給排水ポンプ点検及び修理交換作業
  • ●排水管詰まり直し作業
  • ●漏水修繕作業
  • ●害虫・害獣駆除作業

Case1 [ 貯水槽清掃・給排水設備点検作業 ]

Case2 [ 排水管清掃作業 ]

Case3 [ グリストラップ清掃作業 ]

弊社では、専用の吸引車やバキューム掃除機を使用してグリストラップの清掃や吸引作業を行います。吸引した油分は処理場に持ち込み処分します。

[ グリストラップとは? ]

グリストラップとは、業務用厨房などに設置が義務付けられている油脂分離阻集器(建設省告示第1597号)のことです。排水中の生ごみ・油脂などを直接下水道に流さないために一時的にためておく設備で、そのまま放置しておくと、悪臭や害虫の発生、食中毒の温床となります。
また、グリストラップからあふれ出た油脂やごみが、排水管や浄化槽に流れ込んで固まると、排水管がつまって排水が逆流し、厨房が汚れ排水で水浸しになるという事故も発生します。

[ グリストラップの仕組み ]

グリストラップは、調理くずや残飯などを入口のバスケットで阻集し、水と油の比重差により浮上した油脂分のみを表面に貯める働きをします。

[ 清掃作業手順 ]

【STEP.1】作業前準備

現地調査に伺い、吸引する油の量の調査、吸引車両の駐車スペース、ホースの引き込み位置、作業時間帯などをお客様と打ち合わせし、産業廃棄物の収集運搬及び処分の契約を交わします。

【STEP.2】清掃作業

グリストラップ内の水・油脂類・汚泥などの沈殿物を吸引し、壁面に付着した汚れをケレン・ブラシにより落とし、水もしくは薬品を使い綺麗に清掃します。状況に応じて高圧洗浄も使用します。

【STEP.3】作業後点検

グリストラップ内に水を張り、蓋の密着状況等の確認をして作業完了となります。又、吸引した汚泥は産業廃棄物として処分場に持ち込みます。

【STEP.4】作業後点検

後日、作業の写真報告書と産業廃棄物のマニフェストを提出致します。

Case4 [ 地下ビルピット清掃(雑排水槽清掃)・排水ポンプ点検作業 ]

建物の地下にトイレや給排水設備、飲食店等がある場合、必ず地下ピット(汚水槽・雑排水槽・合併槽・雨水槽・湧水槽など)があります。これは下水道管より低い位置に排水施設がある為、排水を自然に下水道に流すことが出来ず、一時的に排水を貯留して強制的にポンプで下水道に排水を送るシステムになっています。この地下ピットは各自治体の条例により定期的な点検・清掃が義務付けられています。

[ ビルピット清掃の必要性について ]

近年、建築物の高層化・地下化が進むとともに、地下排水槽を有するビルの建設が増えてきています。
それに比例して、その地下排水槽(ビルピット)に溜まった排水が腐敗して、「硫化水素」などの物質が発生し、悪臭の原因となる事例が急増しています。
このような悪臭を防止するために昭和61年10月、「建築物における排水槽等の構造、維持管理等に関する指導要綱」(ビルピット対策指導要綱)が定められ、平成17年1月にはこの要綱が改正され、構造基準及び維持管理基準の一部が改められました。
悪臭の原因がすべて地下排水槽ということではありませんが、事実そういったケースが増加しているのです。
ビル排水槽による悪臭発生を防止するため、ビルピット清掃は定期的に行う必要があります。
排水腐敗の進行状況は、ビルピットの構造やポンプ汲み上げ位置によっても変化します。

定期的に清掃・点検をおこない、問題点を洗い出し、適切な設備構造を整えることで、安心してより長く設備を使用することができます。

[ ビルピット汚泥は廃棄物です ]

ビルピット汚泥は廃棄物処理法の許可を持った正規業者に委託しなければなりません。
また、ビルピットは、一般廃棄物と産業廃棄物に分類されます。
違いを確認して収集運搬・処理をしてください。
し尿まじりのもの(トイレ排水を含む)は一般廃棄物、それ以外は産業廃棄物です。

※弊社は東京・神奈川・千葉・埼玉・長野・新潟・山梨の産業廃棄物収集運搬許可を保有しております。(一般廃棄物収集運搬につきましては協力業者様に委託しております)

[ 清掃作業手順 ]

【STEP.1】作業前準備

現地調査に伺い、排水槽に入る入口(マンホール等)の確認、吸引する量の確認、吸引車両の駐車スペース、ホースの引き込み位置、作業時間帯などをお客様と打ち合わせし、産業廃棄物の収集運搬及び処分の契約を交わします

【STEP.2】清掃作業

入槽前に酸素濃度や硫化水素濃度を測定します。必要に応じて送風機を設置し安全を確認して槽内に入ります。壁面や床面の清掃を行い、排水ポンプが正常に作動するかの点検をします。同時に汚泥等の沈殿物を吸引します。槽内を塩素により消毒し、殺虫用のプレートを取り付けて槽から出ます。

【STEP.3】作業後点検

槽内に水を張り、ポンプが正常に動作する事を確認して作業完了となります。

【STEP.4】作業後点検

後日、作業の写真報告書と槽内やポンプの状況を報告書にして、産業廃棄物のマニフェストと共に提出致します。